名称
Ethernet.begin()
説明
Ethernetライブラリとネットワーク設定を初期化する。
Arduino 1.0では、DHCPをサポートする。Ethernet.begin(mac)を適切なネットワーク設定の下で利用すると、EthernetシールドはIPアドレスを自動取得する。これは、スケッチのサイズをかなり大きくする。DHCPリースを適切に更新するためには、Ethernet.maintain()を定期的に呼び出すこと。
書式
int EthernetClass::begin(uint8_t *mac, unsigned long timeout = 60000, unsigned long responseTimeout = 4000);
void EthernetClass::begin(uint8_t *mac, IPAddress ip);
void EthernetClass::begin(uint8_t *mac, IPAddress ip, IPAddress dns);
void EthernetClass::begin(uint8_t *mac, IPAddress ip, IPAddress dns, IPAddress gateway);
void EthernetClass::begin(uint8_t *mac, IPAddress ip, IPAddress dns, IPAddress gateway, IPAddress subnet);
引数
mac | デバイスのMAC(Media Access Control)アドレス(6バイトの配列)。これは、シールドのEthernetハードウェアアドレスである。新しいArduino EthernetシールドにはそのデバイスのMACアドレスを書いたシールが貼ってある。古いシールドでは、自分で選択する。 |
timeout | begin()のタイムアウト時間。 |
responseTimeout | DHCPサーバへの問い合わせのタイムアウト時間。 |
ip | デバイスのIPアドレス(4バイトの配列)。 |
dns | DNSサーバのIPアドレス。 |
gateway | ネットワークゲートウェイのIPアドレス(4バイトの配列)。デフォルトはデバイスのIPアドレスの最後のオクテットを1にしたもの。 |
subnet | ネットワークのサブネットマスク(4バイトの配列)。デフォルトは、255.255.255.0 |
戻り値
DHCPを使う場合は、アドレスを確保できれば1、できなければ0.
DHCPを使わない場合は、なし。
使用例
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訳者註
Ethernetライブラリを利用すると、Ethernetというオブジェクトが自動生成される(Serialと同じ)。
オリジナルのページ
https://www.arduino.cc/reference/en/libraries/ethernet/ethernet.begin/
最終更新日
January 7, 2024