名称
Wire.requestFrom()
説明
マスターがスレーブデバイスにデータを要求するのに使われる。データは、その後、Wire.available()とWire.read()を使って取得する。
Arduino 1.0.1では、requestFrom()は論理型(boolean型)の引数を受け付け、特定のI2Cデバイスとの互換性に関する振る舞いを変更することができる。
trueを指定すると、requestFrom()は要求後に停止メッセージを送信した後、I2Cバスを解放する。
falseを指定すると、requestFrom()は送信後に再開メッセージを送信する。バスは解放されず、他のマスターデバイスがメッセージ間で送信することを防ぐ。これにより、一つのマスターデバイスが制御を行っている際に、複数の送信を行うことができる。
デフォルト値はtrueである。
書式
uint8_t TwoWire::requestFrom(uint8_t address, uint8_t quantity);
uint8_t TwoWire::requestFrom(uint8_t address, uint8_t quantity, uint8_t sendStop);
uint8_t TwoWire::requestFrom(int address, int quantity);
uint8_t TwoWire::requestFrom(int address, int quantity, int sendStop);
引数
address | データを要求するデバイスの7ビットのアドレス。 |
quantity | 要求するデータのバイト数。 |
sendStop | 論理型(boolean型)。trueを指定すると、要求後に停止メッセージを送信し、バスを解放する。falseを指定すると、再開メッセージを送信し、接続をアクティブのまま保持する。 |
戻り値
スレーブデバイスから返却されたバイト数。
参照
オリジナルのページ
https://www.arduino.cc/reference/en/language/functions/communication/wire/requestfrom/
Last Revision: 2022/02/14
最終更新日
January 4, 2024