HardwareSerial::HardwareSerial()
概要
HardwareSerial()は、シリアル通信を行うためのオブジェクト(C++の変数)を生成するコンストラクタです。Arduino Unoでは、Serialというオブジェクトが自動的に生成されます。
HardwareSerialクラスは、Streamクラスを継承しています。Streamクラスは文字列ベースのストリームを実現するためのクラスで、available()やread()、peek()、flush()という関数のひな形(これらは、Streamクラスを継承したクラスで実装する必要があります)や、find()、findUntil()、parseInt()などの関数を提供しています。
Streamクラスは、Printクラスを継承しています。Printクラスは、文字の表示に関する機能を実現しています。1文字表示のためのwrite()関数を継承したクラスで最低限実装する必要があります。print()やprintln()を利用することができます。
HarawareSerialのコンストラクタは、オブジェクト内のメンバ変数を初期化します。
ソースコード
HardwareSerial()は、hardware/arduino/avr/cores/arduino/HardwareSerial_private.hに定義されています。以下に全ソースコードを示します。
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コンストラクタに与えられた引数で、HardwareSerialクラスに定義された、クラス変数を初期化します。
バージョン
Arduino AVR Boards 1.8.6
最終更新日
March 21, 2023