HardwareSerial::read()
概要
Serial.read()/HardwareSerial::read()は、シリアル通信の受信用バッファから文字を読み出します。リファレンスはこちら}。
ソースコード
HardwareSerial::read()は、hardware/arduino/avr/cores/arduino/HardwareSerial.cppに定義されています。以下に全ソースコードを示します。
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入力はありません。戻り値はintです。
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受信バッファのheadとtailが同じ場合は、何も受信していないので、-1を返します。
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そうでない場合(headとtailが異なる場合)は、一番古いデータ(buffer[tail]に格納されています)を読み出し、tailを一つ進めます。そして、読み出したデータを返却します。
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受信バッファはリングバッファなので、バッファの最後に到達したときには先頭に戻します。このため、tailに1を足した後、バッファのサイズ(SERIAL_RX_BUFFER_SIZE)で割った余りを代入しています。
受信したデータをリングバッファに格納するのは、USART_RX_vectという割り込みルーチンで実装しています。
バージョン
Arduino AVR Boards 1.8.6
最終更新日
March 21, 2023