概要
ArduinoとMicroPythonの紹介です。
Author: Francesca Sanfilippo、Last revision: 2023/03/04
MicroPythonは、Pythonプログラミング言語の一実装で、標準Pythonライブラリの一部を含んでいます。制約のある環境のマイクロコントローラー上で実行できるように設計されています。
この一連のガイドでは、特に、以下の方法を学びます。
- ArduinoボードへのMicroPythonのインストール方法
- MicroPythonに対応しているエディタのインストール方法
- LEDを点滅させる、アナログピンを読む、ターミナルへの出力方法のような基本的なスクリプトの作成方法(REPL)
ArduinoやMicroPythonでのプログラミングに関する事前知識を必要としません。しかし、Pythonの基礎を知っておくことを推奨します。
互換性のあるボードとコードエディタが必要です。(エディタに関しては)以下の選択肢があります。
- Arduino Lab for MicroPython: Arduinoの実験的なエディタで、簡単なプロジェクト向けに設計されています。
- OpenMV: コンピュータービジョンのような、より複雑なプロジェクト向けです。
Python vs C/C++
CやC++でArduinoプログラミングの経験があれば、これから示すトピックはなじみのあるものです。Arduinoプログラミング言語(C++を基にしています)を使い、Arduino IDEでArduinoボード用のプログラムを書くのと、MicroPythonを使いプログラムをするのとでは、大きな違いがあります。
- Arduinoの方法では、ボードにスケッチをアップロードする前にコンパイルする必要があります。
- MicroPythonの方法では、コンパイルは不要です。MicroPythonを実際のボードにインストールするからです。コードは、インタープリタにより、1行ずつ実行されます。
Python vs MicroPython
MicroPythonは、小さい環境のような制約のある状況で動作するように設計されました。PythonとMicroPythonの主な違いは、MicroPythonは、機能縮小版であり、完全な標準Python言語ではない点です。
オリジナルのページ
https://docs.arduino.cc/micropython/
最終更新日
April 14, 2024