Arduino Webエディタを使う

Arduino Webエディタを使うと、Webブラウザでコードを書き、任意の公式Arduinoボードにスケッチをアップロードすることができます。


AUTHOR: Liam Aljundi、LAST REVISION: 2022/08/31 18:54


Arduino Webエディタを使うと、Webブラウザ(ChromeとFirefox、Safari、Edge)でコードを書き、任意の公式Arduinoボードにスケッチをアップロードすることができます。しかし、Google Chromeの利用をお勧めします。

このIDE(Integrated Development Environment: 統合開発環境)は、Arduino Createの一部で、開発者がコードを書き、チュートリアルにアクセスし、ボードの設定を行い、プロジェクトを共有することができるオンラインプラットフォームです。継続的なワークフローをユーザに提供するように設計されているので、Arduino Createは開発者のひらめきから実装までのそれぞれの取り組みの点と点を結びつけます。ひとつのダッシュボードで、プロジェクトの全ての局面を管理することができることを意味します。

Arduino Webエディタはオンラインで提供されているので、いつも最新の状態に保たれており、新しいボードもサポートしています。このIDEでは、コードを書きクラウドに保存することができ、常にバックアップがとられていて、任意のデバイスからアクセスすることができます。PCに接続したすべてのArduinoとGenuinoボードを自動認識し、設定します。

利用を開始するのに必要なものは、Arduinoアカウントだけです。以下の手順でArduino Webエディタを使い始めることができます。

  1. Arduino Createエージェントプラグインをインストールする。
  2. このリンクで新しいArduinoアカウントを作成します。登録フォームに記入し、“create account"ボタンを押します。アカウントをアクティベートするためのメールが送信されてきます。リンクを押すと、アカウント情報を確認するための新しいページが開きます。
  3. Arduino Webエディタにログインします

オンラインIDEを使う

ログインすると、Arduino Webエディタを利用することができます。ウェブアプリケーションは3列に別れています。

Arduino Webエディタ

Arduino Webエディタ

  1. 第一列は以下をナビゲートします。
    • スケッチブック: あなたのすべてのスケッチ。スケッチはボードにアップロードするプログラムです。
    • スケッチ例: 基本的なArduinoコマンド(組み込みタブ)とライブラリ(ライブラリタブ)をデモする読み込み専用のスケッチ。
    • ライブラリ: スケッチに追加機能を提供する利用可能なパッケージ
    • シリアルモニタ: USBケーブル経由でボードとのデータの送受信や、監視を行う機能。
    • ヘルプ: Arduino用語に関するリンクや用語集。
    • 設定: 文字サイズやテーマカラーなどのエディタの外見や動作をカスタマイズするオプション。
  2. 第2列は、選択したオプションの内容です。
  3. 第3列は、コード領域で、最もよく使うところです。コードを書いたり、検証、ボードへのアップロード、クラウドへのスケッチの保存、任意のユーザとの共有などができます。

すべての設定が終わったので、ボードのLEDを点滅させてみましょう。

  1. PCにArduino/Genuinoを接続します。ボードとシリアルポートは自動的に認識され、ドロップダウンリストで選択することができます。第3列の上部にあるリストから、アップロード先のArduino/Genuinoボードを選択します。
  2. スケッチ例を試してみましょう。左のメニュー(第一列)のスケッチ例から、Basic→Blinkを選びます。Blinkのスケッチがコードの領域に表示されます。
    スケッチ例を探す

    スケッチ例を探す

  3. スケッチをボードにアップロードするために、ドロップダウンメニュー付近の"Upload"ボタンを押してください。コードの検証とアップロードが行われている間、“BUSY"ラベルがアップロードボタンの代わりに表示されます。アップロードに成功すると、“Success: done uploading"というメッセージが出力領域の一番下に表示されます。
  4. アップロードが完了すると、Lの横の黄色いLEDが点滅していることがわかります。点滅速度を変こすることもできます。例えば、delay()の数字を100にして再度Blinkのスケッチをアップロードすれば、速く点滅します。

おめでとうございます。ボード上のLEDを点滅させるプログラムの動作に成功しました。ここからArduino Webエディタの情報を得ることができます。

オリジナルのページ

https://docs.arduino.cc/learn/starting-guide/the-arduino-web-editor

最終更新日

March 2, 2023

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