Arduino Software(IDE)を使う

オフラインIDEを使うと、インターネット接続がなくても、簡単にコードを書いたり、ボードにアップロードすることができます。


AUTHOR: Liam Aljundi、LAST REVISION: 2022/08/19 17:23


オフライン環境では、Arduino Software(IDE)を使うと、コードを書いたり、ボードにアップロードすることが簡単にできます。インターネット接続が不安定だったり全く利用できない場合に、利用することを勧めます。このソフトウェアは、すべてのArduinoボードで利用することができます。

現状、Arduino IDEには、IDE 1.x.xとIDE 2.xの2つのバージョンが存在します。IDE 2.xは、新しいメジャーバージョンで、IDE 1.x.xよりも速くて強力なメジャーリリースです。最新のエディタでレスポンシブインターフェイスであることに加え、コーディングやデバッグを支援する高度な機能を備えています。

以下の手順でオフラインIDEを使うことができます。IDE 1.x.xとIDE 2.xを選ぶことができます。

  1. Arduino Software IDEをダウンロードしてインストールします。
  2. Arduinoボードとデバイスを接続します。
  3. Arduino Software(IDE)を起動します。

Arduino統合開発環境(The Arduino Integrated Development Environment)もしくはArduinoソフトウェア(IDE)は、Arduinoボードと接続することで、プログラムをアップロードし通信します。Arduinoソフトウェア(IDE)を使って書かれたプログラムをスケッチと呼びます。スケッチはテキストエディタで書かれ、.inoという拡張子のファイルに保存されます。

IDE 1.x.xをオフラインで使う

エディタは4つの部分から構成されます。

  1. 共通機能とメニューを提供するボタンが配置されたツールバー。ツールバーのボタンは、プログラムの検証とアップロード、作成、ファイルを開く、スケッチのセーブ、シリアルモニタを開く機能を提供します。
  2. セーブやエクスポートに関するフィードバック、エラー表示を行うためのメッセージエリア
  3. コードを書くためのテキストエディタ
  4. Arduinoソフトウェア(IDE)の表示を行うテキストコンソール。ここには完全なエラーメッセージや他の情報が表示されます。

ウインドウの右下隅には、設定されたボードとシリアルポートが表示されます。

Arduinoソフトウェア(IDE)

Arduinoソフトウェア(IDE)

設定が終わったらArduinoボードを点滅させてみましょう。

  1. ArduinoやGenuinoボードをPCに接続します。
  2. 正しいコアとボードを選択します。ツール > ボード > Arduino AVR Boards > ボード と選択します。
ボードを選択する

ボードを選択する

  1. ポートを選択し、ボードがPCに認識されていることを確認します。ツール > ポートで、リストからポートを選択します。
ポートを選択する

ポートを選択する

  1. スケッチ例を試します。ファイル > スケッチ例 > 01.Basics > Blink を選びます。
スケッチ例を開く

スケッチ例を開く

  1. 左上の矢印ボタンをクリックし、スケッチをボードにアップロードします。この操作にはしばらく時間がかかります。また、この間はボードをPCから抜かないよう注意します。アップロードが成功すると、下の出力領域に「ボードへの書き込みが終了しました。」と表示されます。
  2. アップロードが完了すると、Lの横の黄色いLEDが点滅していることがわかります。点滅速度を変こすることもできます。例えば、delay()の数字を100にして再度Blinkのスケッチをアップロードすれば、速く点滅します。

おめでとうございます。ボード上のLEDを点滅させるプログラムの動作に成功しました。Arduinoソフトウェア(IDE) 2.xに関する情報もあります。

IDE 2.xをオフラインで使う

エディタは5つの部分から構成されます。

  1. 共通機能とメニューを提供するボタンが配置されたツールバー。ツールバーのボタンは、プログラムの検証とアップロード、作成、ファイルを開く、スケッチのセーブ、シリアルモニタを開く機能を提供します。
  2. よく使うツールを配置したサイドバー。ボードマネージャやライブラリ、でバッギングツールが、検索や置換機能とともに提供されます。
  3. コードを書くためのテキストエディタ
  4. コンソールの出力を制御するコンソール制御
  5. Arduinoソフトウェア(IDE)の表示を行うテキストコンソール。ここには完全なエラーメッセージや他の情報が表示されます。

ウインドウの右下隅には、設定されたボードとシリアルポートが表示されます。

Arduinoソフトウェア(IDE)

Arduinoソフトウェア(IDE)

設定が終わったらArduinoボードを点滅させてみましょう。

  1. ArduinoやGenuinoボードをPCに接続します。
  2. 正しいコアとボードを選択します。これはツールバーから行います。利用しているボードを選択していることを確認します。ボードを見つけられないときは、サイドバーのボードマネージャから追加することができます。
ボードとポートを選択する

ボードとポートを選択する

  1. スケッチ例を試します。ファイル > スケッチ例 > 01.Basics > Blink を選びます。
スケッチ例を開く

スケッチ例を開く

  1. 左上の矢印ボタンをクリックし、スケッチをボードにアップロードします。この操作にはしばらく時間がかかります。また、この間はボードをPCから抜かないよう注意します。アップロードが成功すると、下の出力領域に「書き込みが完了」と表示されます。
  2. アップロードが完了すると、Lの横の黄色いLEDが点滅していることがわかります。点滅速度を変こすることもできます。例えば、delay()の数字を100にして再度Blinkのスケッチをアップロードすれば、速く点滅します。

おめでとうございます。ボード上のLEDを点滅させるプログラムの動作に成功しました。Arduinoソフトウェア(IDE)に関する追加情報もあります。

オリジナルのページ

https://docs.arduino.cc/learn/starting-guide/the-arduino-software-ide

最終更新日

October 23, 2022

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