概要
digitalPinToTimer()は、指定したピンに対応するタイマを返すマクロです。
ソースコード
digitalPinToTimer()は、hardware/arduino/avr/cores/arduino/Arduino.h に定義されています。以下に全ソースコードを示します。
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入力はPで、digital_pin_to_timer_PGMにPを足した値をpgm_read_byte()に渡しています。pgm_read_byte()は、PROGMEM指定した変数を読み出すためのマクロで、hardware/tools/avr/avr/include/avr/pgmspace.hに定義されています。
digital_pin_to_timer_PGMは、(Arduino Unoの場合)hardware/arduino/avr/variants/standard/pins_arduino.hで定義されていて、以下に示す配列です。この配列はPROGMEMが指定されているため、SRAMではなくフラッシュメモリに配置されます。
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digital_pin_to_timer_PGMは配列なので、digital_pin_to_timer_PGM + (P)というのは、足し算は足し算ですが、配列digital_pin_to_timer_PGMのP+1番目の要素が入っているアドレスを表すことになります。C言語では、配列x[i]は、*(x + i)という形でアクセスすることができます。例えば、Pが3のときは、4番目(配列は0番から始まります)の要素であるTIMER2Bが入っているアドレスということになります。
結果としてdigitalPinToTimer()は、フラッシュメモリに配置したdigital_pin_to_timer_PGMのP+1番目の要素を返却することになります。
バージョン
Arduino AVR Boards 1.8.6
最終更新日
March 21, 2023